5年125％ルール

蓼沼です。

先日、日銀は政策金利を0･75%に引き上げることを決定しました。

これに伴い住宅ローンを始めとする個人や企業の借入れ金利は上昇します。

政策金利は来年もまだ上がる可能性が高そうですので、住宅ローンを変合金利で組んでいる方々には

大きな痛手となりそうです。

変動金利で金利がいくら上がっても５年間は支払額は変わらず、5年後改定でも最高125％までが上限という

5年125％ルールがあるので安心と思っている方は要注意です。

例えば現在毎月１０万円の返済をしている方は、金利がいくら上がってもまずは最高でも

12万5千円の返済額までとなりますので毎月2万5千円アップは厳しいなりにも何とかなるかもしれません。

ただ、このルールで最も怖いのは返済額の中身にありそうです。今までは１０万円の返済の中身が例えば元金8万円利息2万円だったのに

これが完全に逆転し、元金2万円利息８万円となる可能性があるのです。

だとすると元金はいつまでたってもほとんど減らず、結局３５年返済の最終回に高額な残金が残ることになります。

ルールの中身と今後の金利の動向には気を付けましょう。